めがね橋と遊歩道アプトの道

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めがね橋 遊歩道アプトの道

1.めがね橋の概要

正式名称を碓氷第三橋梁とする「めがね橋」は、1893年に完成したレンガ造りのアーチ橋で、旧信越本線の象徴的存在として知られる。全長91メートル、高さ31メートルの巨大構造は、日本最大級のレンガアーチ橋であり、建設当時としては画期的な土木技術の結晶だった。碓氷峠の険しい地形を越えるために造られ、4連のアーチが山あいの空を横切る姿から「めがね橋」と呼ばれるようになった。現在は鉄道としての役目を終えているが、国の重要文化財に指定され、アプトの道の一部として保存されている。赤レンガの温かみと、山々の緑や紅葉との対比が美しく、訪れる者に時の流れを感じさせる遺構である。

2.遊歩道アプトの道の概要

アプトの道は、群馬県安中市にある旧信越本線の廃線跡を利用した遊歩道で、碓氷峠の険しい地形を越えるために敷設されたアプト式鉄道の痕跡をそのまま残している。碓氷峠区間の勾配は最大で66.7‰、つまり水平に1000メートル進む間に約67メートルも上る非常に急な坂で、普通の列車では登れないほどの傾斜だった。このため、列車を歯車で引き上げるアプト式の特殊な仕組みが採用され、蒸気機関車や電気機関車がこの勾配を越えていった。1997年に北陸新幹線の開業で峠の線路が廃止されるまで使われたが、現在は遊歩道として整備され、トンネルや鉄橋、信号設備など当時の鉄道設備を体感できる貴重な遺構として人気を集めている。

3.実際に行ってみた

最寄り駅は横川駅。すぐ隣には、峠の釜めしの荻野屋が並んでいる。荻野屋でサクッと食事を済ませ、探索を始めよう。

横川駅内にはいくつかの鉄道遺産が展示されている。

それではハイキングコースのアプトの道を歩いて行く。まず最初に見えてきたのが鉄道文化むらだ。アプトの道の真横を鉄道文化むらの電車が走行している。

続いては、碓氷関所跡だ。この関所は1623年、江戸幕府によって設置された。

さらに関所跡から1kmほど歩くと、丸山変電所跡がある。この変電所は明治45年に建設され、碓氷峠を通過する電気機関車の心臓部の役割を果たしていた。また、平成6年には国の重要文化財に指定されている。

窓ガラス越しに中を撮影。工事現場みたいになっている。

隧道が見えてきた。横川駅からめがね橋を目指すハイキングコースには、多くの隧道がある。

このような隧道をいくつも通って行く。

そしてめがね橋に到着!めがね橋周辺には多くの観光客が!

実はこのめがね橋の奥には登山コースがあり、さらにすごい廃墟がある。しかし誰も興味なさそう。。。

登山コースの入り口まで来た。しかしここで一緒に来ていた父親が疲労でギブアップ。僕も、一人で登山するのは怖かったため、断念。代わりに、変な廃道らしき道を見つけたので進んでみる。

道が途中で崩れている。

橋につながる階段を発見。登ってみる。怖いな。。。

するとまたしても隧道が!中が気になるけど入る勇気がない。。。

めがね橋は人で賑わっていたのに、ここには誰もいない。さらに探索を続けていると変なものが!

峠の釜めしの墓場!?

帰り道。まさかの猿に遭遇!最初は猫だと思って近づいたらまさかの猿でびっくり!

難易度:★★☆☆☆

めがね橋や諸々の廃墟自体は道に沿ってあるため簡単に見ることができる。

怖さレベル:★★★★☆

めがね橋やアプトの道は観光客も多く怖くない。しかし、その先の廃道や廃墟が見れる登山コースは人が少なく一人での探索はかなり勇気がいる。

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