【根岸競馬場 】深夜の命懸けの内部探索作戦
1.概要
根岸競馬場とは、横浜市に残る旧競馬場の遺構である。
1866年に開設された日本初の洋式競馬場で、主に外国人居留地の娯楽施設として発展した。
太平洋戦争中は、敵国民間人の収容所として使われていたなど、暗い過去がある。
その後、1943年に閉場。
現在は根岸森林公園として整備されているが、旧一等馬見所(スタンド建物)が現存し、当時の面影を伝える象徴的な遺構となっている。
2.当時の映像
↑米軍関係者が住んでいた頃の根岸住宅地区と現在は残されていない天覧席がある根岸競馬場の貴重な映像
3.実際に行ってみた

日本トップクラスに警備が厳しい廃墟である、根岸競馬場に入った人がいるということを知ったのは栗原亨の「廃墟の歩き方2」という本を読んでからだ。その時は根岸競馬場の内部の写真を見て大変驚いたのを覚えている。

まず入るためには大前提として、足場のない有刺鉄線付きのフェンスを越えなければならない。他に方法はないかと探してみたが、両端にまで完璧にフェンスが張り巡らされていたためどうしようもない。

内部には防犯カメラが3台あるのが確認できた。正面に1台、両端に1台ずつ。

個人的にはバスケコート側のスタンドから中に入るのが有力な潜入ルートだと思える。だが、このスタンドの目の前には米軍施設との仕切りとなる高いフェンスがあるため簡単には登れない。

もう一つの候補として1階部分に1つ完全に閉ざされていない窓から潜入するルートがある。だがこの窓がどこに繋がってるかは分からないため運頼りになる。
4日後….

午前1時30分、根岸競馬場を目指して自転車を走らせる。

午前3時、根岸競馬場に到着。この怪しい雰囲気が緊張感を高める。

バスケコート側の有刺鉄線を越えた。
しかし、スタンドを目の前にして登るのがとてつもなく難しいことに気づく。

スタンドから入るルートは諦め、もう一つのルートに変更。
ビンゴ!
その場所はトイレに繋がっており、見事潜入に成功した。

「廃墟の歩き方2」の根岸競馬場のページには僕が入ったトイレと同じ場所が載っていた。この時の窓は完全に閉鎖されていたようだ。

早速内部探索を始める。しかし、帰りも有刺鉄線に手こずることは確かなので急ぎ足で回る。

日本建築の廃墟とは違う。無機質な壁が独特な雰囲気を醸し出す。

内部からスタンドの形が想像できる。


グラフィティアートがないことが侵入者を許さない鉄壁の要塞であることを感じさせる。

保存に向けて工事が進められているのが分かる。



地下室のような場所。浸水している。

扉には日本語と英語が併記されている。

外が見える窓。懐中電灯を強くし過ぎると外から怪しまれてしまう。


2階から1階を眺める。

当時の階段。

3階に到着。


日本語のフォントが独特。

すげー!こんな巨大な窓あったっけ?

スタンドに来た。

米軍施設側の景色。昔はここから馬を見てたのかー。

出典:Wikimedia Commons / Unknown (photographed in 1929) / Public Domain
当時のスタンドとコースの写真。

続いて4階へ。


根岸競馬場の丸い窓の部分の一つ。

エレベーター。

5階。

エレベーターの内部。


ここら辺は倒壊が進んでいる。

帰りが心配で最上階である7階までは探索出来なかった。

2029年に一般公開予定の根岸競馬場。今も工事が進められていて、そのおかげか自分が想像していたよりも内部は綺麗だった。偽物に置き換わる前にオリジナルの根岸競馬場を記録として残そう!という気持ちで撮影してきたけど、この感じならほとんどオリジナルのまま公開できそうだなと感じた。
難易度:★★★★★
【所在地】
【現状】
現存
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