旧吹上トンネル

1.概要

青梅市成木の山奥、名栗へと抜ける旧道に、二つの吹上トンネルが並ぶように眠っている。
現在の新吹上トンネルが開通するまでは、ここが主要な山越えの道だった。

最初に現れるのが昭和初期に造られた旧吹上トンネル。
コンクリートの坑門を持ち、全長はおよそ150メートル。内部は湿気が多く、昼でも薄暗い。
かつては成木と名栗を結ぶ交通の要だったが、今は封鎖され、人の気配はない。
長い年月のうちに“出る”という噂が広まり、現在では青梅でも有名な心霊スポットとして知られている。
訪れる者は少なく、静寂の中に風の音だけが響く。

その上方、藪を抜けた先にあるのが明治期の初代トンネル、旧々吹上トンネル。
石積みの坑門と手掘りの岩肌が残り、近代以前の道づくりを物語る。

2.実際に行ってみた

最寄りバス停は坂下。黒沢から行くルートもある。

坂下バス停から少し歩くと、新吹上トンネルがある。今回目指す旧吹上と旧々吹上トンネルは新吹上トンネルの上にある。

この道を進んでいく。

道を歩き始めてすぐに、お堂が登場。

杉林がとても綺麗。

熊に警戒しながら進んでいく。

吹上橋。

トンネルが見えてきた。

旧吹上トンネルに到着。トンネル内は電気が付いている。親切だなあ😅

壁にある雨の染みが不気味な色合いに映る。

なぜかトンネルの中間くらいだけ電気が消えている。訪問者を怖がらせるためのいたずらか?😅

ヘビ!?だと思ったら、ネクタイだった。一瞬ひんやり😖

崩れかけているところを復旧しているっぽい場所。

進んできた道を撮影。

逆側の入り口。

少し、周りを探索していると、小さいトンネルみたいなのがあった。中は入れない。

今度は旧々吹上トンネルを目指す。旧々吹上トンネルの二つの抗口のうちの北側坑口への行き方は、坂下バス停から旧吹上トンネルを目指す旧道にあるこの小道を使う。

ちなみに旧々吹上トンネルの南側坑口は立ち入り禁止のルートしかないため到達はかなり難しい。後ほど、立ち入り禁止の直前までを紹介する。

道自体は悪くない。

到着!

想像以上に小さいトンネルでびっくり!

続いては南側坑口へのルートを紹介する。写真は道中で見かけたサワガニ。

黒沢バス停の目の前にあるこの道を進んでいく。

この先に南側坑口がある。

難易度:★★★☆☆

旧吹上トンネルへは簡単に行ける。しかし旧々吹上トンネルの北側坑口を目指すルートはやや難易度が高い。南側坑口に関してはほぼ不可能だろう。

怖さレベル:★★★☆☆

旧道の怪しい雰囲気も含めて少し怖かった。(一人では怖くて行けないレベル)

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