品川台場
1.概要
品川台場は、東京都港区台場地区に残る江戸時代の海上要塞跡。幕末期の嘉永6年(1853年)、黒船来航に備えて江戸幕府が築いた砲台群のひとつで、正式には「第三台場」「第六台場」など複数が存在した。その中でも現存するのは第三と第六の二つのみで、国の史跡にも指定されている。
第三台場は現在、台場公園として整備されており、橋を渡って徒歩で上陸できる。石垣や土塁、砲台跡などが当時のまま残されており、東京湾の歴史を静かに伝えている。一方で、第六台場は立ち入り禁止区域で、外からその姿を遠望することしかできない。人工島に草木が茂り、かつての要塞の面影を自然が覆い隠している光景は、どこか廃墟的な趣を感じさせる。
2.実際に行ってみた

今回は、お台場海浜公園駅前(バス停)からの徒歩で品川台場を目指す。

おだいばビーチが見えてきた。

都会の景色が綺麗に見える。

ビーチには、人工砂浜が使われている。さらさらしていて南国気分。

ビーチ沿いにしばらく歩き、品川台場の一つである、品川第三台場を目指す。




到着!

まず一つ目に見えてきたのが、こちらの砲台跡。真ん中の砲口は無くなっているが、現地にあるQRコードをスキャンして砲台跡にスマホを向けると砲口が画面に出てくるという面白い仕様になっている😅



下に降りてみる。

何かの跡。詳しい説明が無いのが残念。

陣屋跡。当時、台場の守備を担当していた幕府兵が生活していた場所だ。

さらに道があった。

観測所跡らしき遺構を発見。



とにかく遺構だらけ。全て何の跡なのかが気になるけど情報が少ない。


波止場跡。

当時はここから建設資材や兵士、弾薬などを運び入れていたのだろう。

火薬庫跡。これだけでなく、台場内にいくつも点在している。


こちらはかまど跡。

かまどの上部。

下部にある、焚き口。

最後に立ち入り禁止となっている幻の第六台場をレインボーブリッジと一緒に撮影。完成を待たずに放棄された未成の台場と東京湾を彩る白い巨塔の対比がたまらなく良い。
難易度:★☆☆☆☆
第三台場は自由に出入りできる。第六台場は立ち入り禁止になっている。
怖さレベル:★☆☆☆☆
都会の観光地にしては人が少ない。
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